July 19, 2010

竹自転車 組立よ~し! ~ Just ready for assembling process of bamboo bike in Japan

7/19 月曜日 晴れ @Shinjuku Tokyo

今日は、先週の金曜日にフレームを見て頂いた時にあがった組立作業で懸念されるいくつかのポイントに対して、Bambooseroのアーロンから返事が来ていたので、それを伝えにいくためと、部品代金を支払いにShinjukuのバイクショップL-Breath Victoriaまで出かけた。

上の写真、本日の竹フレーム!
2度目の出会いとはいえ、Cool!
表面加工の具合と焼き入れの具合が絶妙!!


懸念されていたポイントは、、結論からいくと問題解消できそうです! 少し手間がかかりそうな点はありますが、親切なショップの店員さんのおかげもあって、なんとかなりそうです。ショップの店員さん、いつもありがとうございます!♪!

懸念されたポイントをいくつか書いておきます
  1. Headset(ハンドルを取り付ける箇所)の大きさ(φ34.0)
  2. Front Derailleur(前輪の変速機)の取り付け(φ34,9)
  3. フレーム下側のDerailleur's wire(変速機から出ているワイヤー)が通る個所の耐久性
1.
Headsetについては竹フレームの接合部のφが33.8~33.9なのに対して、既存のHeadsetがφ34.0のものしかないので、少しきつく圧入する形になってしまい、その圧力でまわりの樹脂に割れが入らいないか?という懸念がありました。アーロンによれば、問題なしとのこと。私たちは店員さんとも相談し、φ34.0を少しだけ削って、使用します

2.
Front Derailleurを取り付けるチューブの径に対し、竹フレームがかなり太かったために、取り付けられない心配がありました。アーロンの回答はFront Derailleurが取り付けられるまで、フレームを削ってしまうとのことでした。私たちはその方法ではフレームを傷つけてしまうので、厚めのチューブを用意して、まずはそれをフレームに合わせて削り、それでも必要であれば、フレームを削ることにしました。竹は鉄やアルミ、カーボンといった工業製品と違って、自然素材なので、太さが均一でなく、真円も出ていないために、このようなきっちりとした取り付けが必要な箇所については課題となることがわかりました。

3.
変速機から出ているワイヤーが樹脂でできたフレームにきった溝を通っているので、変速のたびに擦れ合うので、擦れによって、将来的に割れがこないか?という懸念です。
これについてアーロンから「大量の砂や泥が噛みこまない限り大丈夫だ」と回答がきました。問題なしです。また、もし、そのような道を通るのであれば、「プラスチック製のスリーブを溝にかませて使えばまったく問題ないだろう」とも教えてくれた。

とにかく、走れる状態にはなりそうで、ほっと一息。
完成予定は7/28水曜日です! 

写真:竹フレームにも製造番号?!(笑)@Shinjuku バイクショップ



まったくの自転車素人が竹自転車を使ったこの企画を通して初めて深く触れつつある「自転車」ですが、自転車の製造技術って、まさに技術の集積です。いわゆる「奥が深い」!
だから、ものづくりの国「日本」が競争力を発揮できる産業ではないかと私は感じます。そして、これを広く浸透させてゆくには「自転車の文化」が関わってくると思います。自転車の文化や自転車人口の増加、交通ルールの整備が醸成されていくのとともに、自転車製造技術が発展し、そして、日本のものづくりの技術や文化が発展し継承されていくことに夢を感じます。

Best sincerely,
Takashi, 2010/7/19

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