August 25, 2010

8/23 鹿児島県庁の取り組み




写真1枚目:仙巌園にて
写真2枚目:鹿児島県庁
写真3枚目:仙巌園「江南竹林
写真4枚目:きびなごの刺身
写真5枚目:竹10%の鹿児島県庁の封筒


12:00~13:00 @鹿児島県庁林業振興課特用林産係 片野田様

・竹林面積16,000ha(全体の10.2%)1位
・竹の子生産量4,748t(全体の21.2%)2位(1位は福岡県6,811ha)
・竹材生産量12,792t(全体の37.3%)1位

鹿児島県は堂々たる竹の産地だ。特筆は竹材生産量。実に全国の4割を占めている。中越パルプ工業川内工場が竹からパルプ(紙)を作っていて、それが大きく貢献しているとのこと。竹100%のノート、竹10%の県の封筒を頂いた。紙の表面は手触り感もよく、紙と変わらない印象を受けた。今後は、鹿児島ブランドあるいは竹ブランドとして認知が広まることが必要だ。問題は既存の紙製品の2割増しの価格。竹をチップにする刃物にかかる費用と竹の輸送費が課題だ。地域活性、竹の資源化に果敢に挑む中越パルプ工業の取り組みは侍魂を感じる。ぜひ、インタビューや訪問をして今後コンタクトをとろう。
県としての取り組みで印象的だったのは「竹材資源活用モデル林の設置」だ。今年(平成22年度)から補助金をつけて、竹材目的として竹林を整備する事業をスタートさせている。竹の子整備林ではなく竹材整備林というところがユニークで面白いと思った。現在、中越パルプは5年を経過した竹の子生産林から伐採した竹を6円~7.5円/Kgの価格で引き取っているが、これより十分に低い価格で取引されるようであれば、放置竹林の解決にむけて魅力的だと思う。私たちBamboo Samuraiも竹製品の知名度向上の観点から貢献していきたい。その他、竹の子生産者養成のための座学、竹の子生産林のオーナー制度の仲介を県は実施している。

竹の子は種類(孟宗竹、大名竹、布袋竹、緑竹)をかえて、一年中食べることができるそうだ。今まで、竹の子は春先に味噌汁の中に入ってたり、鰹節をまぶして食べたりとその季節が旬でそれ以外は食べることができないという感覚だったので聞いてびっくり。鹿児島の早堀り筍(10月~3月、地中にあるものを掘る)、いちど食べてみたい。




P.S.県庁で阿久根市長とすれ違った。 Takashi 2010/8/25@フェリー船内

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